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2020.10.10

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 第3節対戦結果レポート

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 第3節対戦結果レポート

早くも第3節を迎えた『ストリートファイターV チャンピオンエディション』のカプコン公式チームリーグ戦“ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020”。第2節までを振り返ると、メンバー選出やオーダーにおけるチーム戦略が獲得ポイントの差となっており、“4人1組”という新ルールへの対応が鍵となっている。

本記事では第3節の各マッチにおける試合内容のレポートはもちろんのこと、各チームのメンバー起用やキャラクターBANにおける戦略の狙いなどについても考察。独走を図りたい上位陣と、それを阻止して混戦に持ち込みたい他チーム。各チームの思惑が交錯する中で繰り広げられた戦いの模様をお伝えする。

INDEX

ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020のルール
SECTION3 第3節組み合わせ

【MATCH1】マゴスカーレット 対 ネモオーロラ
 ・出場選手
 ・BAN対象キャラクター
 ・先鋒戦:水派 対 キチパ
 ・中堅戦:もけ 対 ガチくん
 ・大将戦:マゴ 対 sako
 ・総評

【MATCH2】トキドフレイム 対 フードガイア
 ・出場選手
 ・BAN対象キャラクター
 ・先鋒戦:板橋ザンギエフ 対 ぷげら
 ・中堅戦:りゅうせい 対 どぐら
 ・大将戦:ときど 対 ふ~ど
 ・総評

【MATCH3】ウメハラゴールド 対 モモチスプラッシュ
 ・出場選手
 ・BAN対象キャラクター
 ・先鋒戦:ウメハラ 対 藤村
 ・中堅戦:ナウマン 対 ジョニィ
 ・大将戦:まちゃぼー 対 ももち
 ・総評

SECTION3 第3節振り返り


ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2020のルール

・1ラウンド99秒、2ラウンド先取制。2試合先取で勝利。
・各マッチは先鋒・中堅・大将戦を行い、勝利すると先鋒、中堅は1ポイント、大将のみ2ポイントを獲得。
・全10節を終了した時点で総合獲得ポイントの上位3チームがグランドファイナルへ進出。
・各チームは4人で編成され、各マッチごとに出場する選手を選ぶことができる。
・各マッチでは出場選手3名が発表された後、相手チームが使用するキャラクターを1体指定し、そのマッチ内で使用不可能にすることができる(キャラクターBAN)


SECTION3 第3節組み合わせ

第3節の組み合わせは以下の通り。

MATCH1:マゴスカーレット 対 ネモオーロラ
MATCH2:トキドフレイム 対 フードガイア
MATCH3:ウメハラゴールド 対 モモチスプラッシュ 

最注目はトキドフレイムとフードガイアのマッチアップ。ともに第1節、第2節と勝利し獲得ポイントトップで並んでいるため、結果によって今後のポイント争いに大きく影響を与えるであろう一戦だ。

また、ウメハラゴールドとモモチスプラッシュの組み合わせも見逃せない。徐々に調子と獲得ポイントを伸ばしているウメハラゴールドがここで勝利して上位に追随するのか、それともここまで苦戦しているモモチスプラッシュがエンジンを掛けるきっかけと出来るか。お互いの勝利に対する強い思いがぶつかり合う注目の試合である。


【MATCH1】マゴスカーレット 対 ネモオーロラ

・出場選手

第3節最初の試合であるマゴスカーレットとネモオーロラのマッチアップでは、まずネモオーロラ側のメンバー選出に驚かせられた。

第1節同様にマゴ、もけ、水派と対応力の高い布陣で挑むマゴスカーレットに対し、なんとネモオーロラはリーダーのネモをサポートに下げる采配。ここは相手キャラクターへの対策に加え、他3名がここまで負けなしというコンディションの良さを考慮したか。

いささか出し抜かれた感があるマゴスカーレットだが、リーダー不在という奇策ともいえるネモオーロラに対してどのような対応を見せるのかが注目された。

・BAN対象キャラクター

メンバー選出の一方でBAN対象キャラクターはお互い順当な選択。マゴスカーレット側はもけのメインであるラシードがネモオーロラはキチパのザンギエフが封じられた。

マゴスカーレットとしては予めキチパの出場を予測していたのが窺え、ネモが出場せずとも大きな方針を変えなかったと見られる。一方のネモオーロラはガチくんともけの同キャラ対決を避けたのだと思われる。

・先鋒戦:水派 対 キチパ

マゴスカーレットは先鋒にメインキャラクターが使用できる水派を選ぶことで相手の読みを外していく。しかし、作戦タイムでのやり取りを見る限り、これはネモオーロラとしては想定内だった模様。BAN対象となりながらも、ここまで全勝を上げているキチパ“アビゲイル”を定石どおりに起用した。

水派は今節が2回目の選出だが、前回はコーリンをBAN対象にされてしまったためようやくのお披露目。

BAN対象から外されたことによって、存分な力を発揮できる水派“コーリン”と、BAN対象の集中をものともしないキチパ“アビゲイル”。果たしてキチパ“アビゲイル”がどこまで快進撃を続けるのかに注目が集まった。

試合はチームの勢いを作るためか互いが攻めの姿勢を強くし、相手の牽制に合わせて前ジャンプからコンボを決めるところからスタート。

ジリジリとした牽制の中で“いつ攻め込むか”というプレッシャーを掛け合う中、先手を取ったのはVトリガー発動のブロック数が少なく有利な水派“コーリン”。先にVトリガーII“アブソリュートゼロ”を発動させることで主導権を握るが、続く攻めでは仕留めることができず、アビゲイルにVトリガーII“ハイブリットチャージ”を発動させるチャンスを作らせてしまう。

体力が僅かながらキチパ“アビゲイル”は、“EXナイトロチャージ”で接近。そのまま投げ技“EXベイエリアサンライズ”を決めるかと思いきや、意表をついて踏みつけからの“EXダイナマイトパンチ”を選択。続くコンボでフィニッシュした。その読み合いが起爆剤となったのか次のラウンドも立て続けに取得し、まずは持ち前の読みの鋭さを見せたキチパ“アビゲイル”が先制。

続く2試合目では、水派“コーリン”が一転して攻勢に。1試合目は体力を先行しつつも逆転を許してしまっていたが、2試合目では投げと打撃のバランスを修正し、連続した“起き攻め”を成功。キチパ“アビゲイル”にVトリガーを使わせずラウンドを連取し、あっという間にイーブンに持ち込んだ。

終盤での逆転力が武器のキチパ“アビゲイル”と、中盤でのVトリガーによる制圧力が光る水派“コーリン”というキャラクター個性が色濃く出る試合は、最終ラウンドでは選手の気力がポイントに。

1ラウンド目、水派“コーリン”の“EXバニティステップ”に対してキチパ“アビゲイル”が、冷静に対処してラウンドを取得すると、続くラウンドでは水派“コーリン”もキチパ“アビゲイル”の“EXベイエリアサンライズ”に対して的確な判断を行い2ラウンド目を取り返す。

フルセットとなった最終ラウンドは、終盤にキチパ“アビゲイル”がコンボをミスしてしまうものの、続く場面で水派”コーリン”もコンボチャンスを逃してしまう。お互いが体力僅かでVトリガー発動状態という緊張感が漂う中、最後はキチパ”アビゲイル”が渾身のしゃがみ中キックをヒットさせてK.O。バトルカウント“2-1”で接戦をものにした。

・中堅戦:もけ 対 ガチくん

接戦を繰り広げられた先鋒戦に続いては、もけのキャミィとガチくんのラシードの中堅戦。BAN対象となったことでメインの同キャラ戦ではなく、キャミィを使うことになったもけ。それに対して、相手は世界トップクラスのラシード使いであるガチくん。サブキャラクターのキャミィで自身が勝手知ったるラシードを相手に、どこまでの対策を準備しているかが注目となる試合だ。

序盤のEXゲージが無い間は通常技で対空をしなければいけないガチくん“ラシード”に対して、もけ“キャミィ”が攻め込む展開。

もけ“キャミィ”は空中からの“キャノンストライク”を相手に意識させ、それを嫌って前に出たガチ“ラシード”に“置き技”の立ち強パンチを合わせるというガチくん“ラシード”の心理を突いた作戦。対するガチくん“ラシード”は、対空ができる距離を保ちながら長いリーチの立ち強パンチでクラッシュカウンターを狙う。

1ラウンド目も2ラウンド目もお互いにコンボミスが見られ硬さが見られる中、3ラウンド目には“起き攻め”を脱出しようとするもけ“キャミィ”に対し、それを読んだジャンプ中パンチでの対空で対処したガチくん“ラシード”が優勢に。続く起き攻めも成功させ、試合を先取。まずは、長年の使い込みによる貫禄を見せつけた。

読み合いを制したことで調子をつかんだか、硬さが取れたガチくん“ラシード”は絶妙な距離調整による立ち回りで、もけ“キャミィ”の攻めを捌(さば)いていく。

もけ“キャミィ”は毎ラウンドでVトリガーI“デルタドライブ”を発動してプレッシャーをかけるが、時折強気な前進と牽制を見せるガチくん“ラシード”に対して攻めのきっかけを掴(つか)ませてもらえない。

試合はそのままガチくん“ラシード”が主導権を握り、最後は前ダッシュからの後ろ歩きでもけ“キャミィ”の投げ抜けを誘発。その隙にクリティカルアーツ“アルタイル”を絡めたコンボをしっかりと決めてフィニッシュ。バトルカウント“2-0”でガチくん“ラシード”が快勝した。

・大将戦:マゴ 対 sako

先鋒戦、中堅戦と良い形で勝利したネモオーロラは、大将戦でsakoのセスが登場。一方、リーダー不在という相手に対してこの試合で勝利することによりイーブンに持ち込みたいマゴはかりんを選択。

マゴはシーズンによってキャミィとかりんをそれぞれメインとして使い分けており、近年ではかりんをメインに据えていたが、今期リーグではここで初登場。厳しい状況となりつつある中で、自分自身やチームに良い雰囲気を持ち込みたいといった思惑もあったように見える。

sako“セス”のVシステムはスキルに“丹田エンジン”、トリガーに“丹田イグニッション”を選択。歩きの早さと“差し込み技”からの火力に優れるかりんに対しVスキルで牽制し、Vトリガーで火力に対応しようという構え。

まず最初はマゴ“かりん”が見事な距離調節でsako“セス”が放った立ち強キックを空振りさせて、“差し返し”からコンボを決めて大きく体力を奪うことに成功。そのまま1ラウンド目を先取した。

マゴ“かりん”は2ラウンド目もペースを維持。相手を画面端に追い込み、スタン直前まで追い込む。しかし、続く“起き攻め”で技を重ねられず、sako“セス”のしゃがみ弱パンチによる暴れから攻守が一転。

VトリガーI“丹田イグニッション”をプレッシャーに攻めるsako“セス”に対して、マゴ“かりん”はVリバーサル“烈尖頂(れっせんちょう)”を放つも空振り。この空振り自体はマゴ“かりん”の狙い通りであり、空振りによる有利状況を活かした立ち強パンチを放つ。

しかし、そこの読み合いをしっかりと理解していたsako“セス”は、待ってましたと言わんばかりのクリティカルアーツ“丹田エクストリーム”で割り込む。豊富な知識からくる的確な判断が功を奏し逆転。この読み合いでペースを奪い返したsako“セス”が、続く3ラウンド目も制し1試合目を勝利した。

バトルカウントで優位に立ったsako”セス”は、守りに入るどころか持ち味である多角的な攻めでマゴ“かりん”を封殺していく。

sako“セス”は要所でVスキルI“丹田インストール”を決めることに成功。“ヘカトンケイル”から、本来かりんの必殺技である“天狐(てんこ)”を使ってコンボの火力を高めたり、“大蛇(おろち)”を使うことで画面端に追い込んだりと、キャラクターの性能を最大限に引き出す。

途中でマゴ“かりん”も鋭い“差し返し”から体力を奪うものの、攻めの姿勢を一切緩めないsako“セス”を前に、読み合いがかみ合わず苦戦。試合はそのままsako“セス”優位に進み、締めは投げ抜けの隙に“アナイアレイトソード”からクリティカルアーツの“丹田ディストーション”まで繋げてフィニッシュ。“最強の矛”と呼ばれるにふさわしい内容を見せたsako“セス”が、バトルカウント“2-0”で勝利した。

・総評

マゴスカーレットとネモオーロラの1戦は、メンバー選出の采配が見事に当たったネモオーロラが全勝。第1節と今節で全勝2回とチーム全体のクオリティの高さを感じさせた。

特にここまで全て先鋒戦を務め、BAN対象となりながらも全勝しているキチパのアビゲイルの仕上がりは周囲にとっても要警戒となるレベルだ。

一方のマゴスカーレットはここまでの結果からも見て取れるが、調子を上げる大きなきっかけを生み出せていない非常に苦しい状態。それがチーム戦略によるものか選手のコンディションによるものかは依然判断が難しいが、前情報でのチームワークの高さで早期に打開したいところである。

対戦選手
(使用キャラクター)

勝敗

対戦選手
(使用キャラクター)

先鋒戦 水派
(コーリン)
1-2 キチパ
(アビゲイル)
中堅戦 もけ
(キャミィ)
0-2 ガチくん
(ラシード)
大将戦 マゴ
(かりん)
2-1 sako
(セス)
獲得ポイント 0 4

【MATCH2】トキドフレイム 対 フードガイア

・出場選手

MATCH2は、ここまで絶好調のトキドフレイムとフードガイアの注目マッチアップ。まず出場選手では、トキドフレイムがときど、りゅうせい、板橋ザンギエフと第1節同様の選出。一方のフードガイアもこれまでと同様にふ~ど、どぐら、ぷげらを選び、ここではお互い順当な選択で五分といった印象だ。

・BAN対象キャラクター

続くBAN対象キャラクターの選択ではトキドフレイム側はりゅうせいのメインであるユリアンがBAN対象となり、フードガイア側はぷげらのメインであるポイズンが対象に。

ここで両チームは豪鬼やR・ミカといったお互いのリーダーのメインを封じる選択肢もあったはず。しかし、そうすると後半戦でもう一度マッチアップした際に別のキャラクターをBAN対象にしなければならない。ここではお互いが後半戦でポイント争いが熾烈になった場合を考慮し、次点となるBAN対象を選んだ。

りゅうせい、ぷげらの両選手がサブキャラクターにセスを起用していることから、このマッチではセスの起用場所が鍵か。それに加えメインキャラクターを使えるリーダーの活躍にも注目された。

・先鋒戦:板橋ザンギエフ 対 ぷげら

セス同キャラ戦がありえるオーダーの読み合いの結果、板橋ザンギエフのアビゲイルとぷげらのセスが先鋒戦でぶつかることに。作戦タイムの内容を見るに、ここではフードガイアの読みが外された形になってしまう。

板橋ザンギエフはセスに対してザンギエフよりもアビゲイルが有効と考えた模様。初戦となった第1節ではザンギエフを使用して負けてしまったが、2試合目となる今回は今リーグでメインキャラクターに据えているアビゲイルを起用。

一方のぷげらは今節を含めて3戦すべてに出場。3回ともメインキャラクターのポイズンがBAN対象となりつつも1勝1敗と善戦。BAN対象が集中する中で踏ん張りどころとなる一戦となった。

試合はぷげらが序盤から積極的な姿勢を見せる。板橋ザンギエフ“アビゲイル”がVスキルI“丹田エンジン”をガードして有利な状況から攻めに回ったところを“EXマッドクレイドル”の強引な割り込みによってターンを奪い返す。

ガードされてしまえば痛手を負ってしまう選択だが、強気な姿勢のアピールによって相手の意識をコントロールする狙いもあったか。この選択が功を奏し、続く展開でも読み合いに勝利。先手を取ることに成功した。

面食らったような形になった板橋ザンギエフ“アビゲイル”だが、この展開にさして焦らず2ラウンド目を冷静に進める。一気に試合を決めようと“丹田イグニッション”を発動するぷげら“セス”に対し、的確な置き技からダメージを奪い、最後はガードの上からクリティカルアーツ“アビゲイラー”で体力を削り切りKOでラウンドを取り返す。

しかし、ぷげら“セス”も序盤の姿勢を崩すことなく、再度“EXマッドクレイドル”による割り込みを成功させて画面端に追い詰めるも、板橋ザンギエフ“アビゲイル”は僅かな隙間にしゃがみ弱キックを“差し込み”、続くコンボで再度“アビゲイラー”を決めてラウンドを連取。まずは、板橋ザンギエフ“アビゲイル”が試合を先取した。

序盤からリスクを負った選択をしたにも関わらず試合を取られてしまったことで、ペースダウンしたぷげら“セス”に対し、板橋ザンギエフ“アビゲイル”は徐々に先手を取る動きを増やしていく。

特に板橋ザンギエフ“アビゲイル”の垂直ジャンプがVスキルI“丹田エンジン”対策となっており、ぷげら“セス”もそれを理解してしゃがみ強キックで迎撃していくものの、それだけでは“火力”が足りず決定打を欠いてしまう。

優位が取れないことで痺れを切らしたぷげら“セス”の動きに対し、板橋ザンギエフ“アビゲイル”は徹底して冷静に対処。ところどころの読み合いを完全に読み勝ち大きな体力リードを作る。

最後は再三撃たれた“マッドクレイドル”を暴発させることに成功し、しゃがみ弱パンチの反撃でフィニッシュ。バトルカウント“2-0”で板橋ザンギエフ“アビゲイル”が持ち味を発揮して勝利した。

中堅戦:りゅうせい 対 どぐら

トキドフレイム先行で始まったMATCH2は中堅戦でりゅうせいのセスとどぐらのベガの組み合わせに。両名ともここまで2戦2勝とチームの調子を引き上げている存在。

先ほどとは一転してサブキャラクターのトキドフレイムに対し、メインキャラクターを当てることに成功したフードガイア。しかも、どぐらはサブにセスを据えており、キャラクターの理解度を武器に試合を展開できるかがポイントとなった。

試合の展開はりゅうせい“セス”が“アナイアレイトソード”とジャンプ攻撃を使い分け、安定して落としにくいどぐら“ベガ”を攻め立てるといった構図。

りゅうせい“セス”は空中からの攻撃の他、Vスキルに“丹田ブースター”を選ぶことで地上からの不意な突進も混ぜてどんどんまとわりついていく。

それに対し、どぐら“ベガ”は防戦一方になってしまうものの、しゃがみ弱パンチやしゃがみ強パンチ、ジャンプ強キックなどを使い分けて“対空”。ある程度のダメージは許容しつつ、大きく体力を先行させない作戦で食らいついていった。

攻め手と受け手が顕著な中、均衡を崩れたのは2ラウンド目終盤。どぐら“ベガ”がVトリガーII“サイコナイトメア”を発動した状態で起き攻めの機会を得ると、りゅうせい“セス”はクリティカルアーツ“丹田ディストーション”での割り込みを選択。

しかし、ここまで慎重に試合を進めてきたどぐら“ベガ”は、しっかりこの展開を予測してガード。その後の反撃によりラウンドを取りつつ、EXゲージを持ち越すことに成功して優位を作った。

続く3ラウンド目では、失ったラウンドとEXゲージを取り返そうとりゅうせい“セス”が攻め込むも、どぐら“ベガ”はそれを上手くかわして逆に“サイコアックス”をカウンターヒットさせることに成功。まずは、先鋒戦と同様受けが勝りどぐら“ベガ”が先制した。

2試合目1ラウンド目には、相手の攻めのリズムをつかんだどぐら“ベガ”が試合を先行。1試合目と打って変わり、先に攻め込む形を作りりゅうせい“セス”を追い詰めるも、りゅうせい“セス”はVトリガーI“丹田イグニッション”を活用した“高火力”コンボで逆転。3ラウンド目にもどぐら“ベガ”の強固な守りを手数と“火力”の両面から崩すことに成功し、決まりかけた試合の流れをイーブンに持ち直した。

1試合目はりゅうせい“セス”が、2試合目にはどぐら“ベガ”が攻勢に出た試合は最終戦でお互いが前に出る乱打戦に。どぐら“ベガ”は相手にEXゲージが溜まる前に攻め込むと、りゅうせい“セス”はそれを置き技で受けつつ“EXマッドクレイドル”での割り込みで切り返す。

攻守が目まぐるしく変わる戦いはフルセットまでもつれたうえ、最終ラウンドもお互いの体力が1割を切る接戦に。最後はりゅうせい“セス”のしゃがみ弱キックとどぐら“ベガ”の立ち弱キックが相打ちした結果、僅かに体力リードをしていたりゅうせい“セス”に軍配。ピンチになっても攻め手を緩めない姿勢が鍵となり、バトルカウント“2-1”で接戦を制した。

大将戦:ときど 対 ふ~ど

トキドフレイムは連勝したことにより獲得ポイントで負けがなくなったのに対し、フードガイアはここを落とすと上位争いから落ちてしまう可能性さえある状態。

そんな重要な分かれ目となる大将戦は、『ストリートファイターV』が稼働して以来常に世界トッププレイヤーとして活躍してきたときどの豪鬼とふ~どのR・ミカが激突。どちらもここまで2戦2勝をしている。

選手としてもキャラクターとしても勝手知ったる両名。チームリーダーとしてみんなを引っ張る存在でありながら、この場面に限っては“シンプルに今どちらの実力が上回っているか”という個人のポテンシャルがポイント。手に汗握るガチンコ勝負が始まった。

一般的に豪鬼とR・ミカのマッチアップは“飛び道具”を持つ豪鬼が主導権を握りながらも、それをR・ミカが潜り抜け1回のチャンスをモノにできるかといった形。

しかし、世界トップクラスの二人ともなると試合はそんな一筋縄ではいかない。試合は序盤こそ定石通りの動きでときど“豪鬼”が先行するも、ふ~ど“R・ミカ”は一度の後ろ投げからのチャンスで即逆転。続く攻めでスタンまで持ち込むかと思われたが、ときど“豪鬼”が最速の判断で放った技がヒットし、そこから逆にコンボを決めて逆転してラウンドを取得。

1ラウンド目だけで2回も逆転劇が起こる目まぐるしい展開は、続くラウンドでもフルスロットルのまま続いていく。ふ~ど“R・ミカ”がクリティカルアーツ“バッドリーピーチ”での割り込みに成功すれば、次の展開ではふ~ど“R・ミカ”のVトリガーI“上からナデシコ”を絡めた攻めに冷静な“豪昇龍拳”で割り込む。

激しいながらもお互いの優れた判断力が見られた1試合目は、EXゲージとVゲージを上手く使わせたことが鍵となりときど“豪鬼”が先取した。

続く試合では1試合目の負けを意に介さないふ~ど“R・ミカ”の猛攻が展開。1試合目と同様に“豪波動拳”の牽制から入るときど“豪鬼”の裏をかき、リターン重視の前ジャンプからコンボを決めると、そのまま攻撃を次々とヒットさせスタン。さらにダメージを重ねると最後は冷静な暴れ読みの後ろ投げを決め僅か18秒でラウンドを取り返す。

そのまま勢いに乗ったふ~ど“ミカ”は2ラウンド目も攻め手を緩めず、画面端に追い込むと脱出しようとするときど“豪鬼”に対し、コマンド投げの“レインボータイフーン”を連続で決め、今度は39秒でフィニッシュ。世界トップ同士の早い展開には我々見てる側も驚かされる形だ。

気づいてみればあっという間に迎えた最終試合。1ラウンド目は、再度ふ~ど“R・ミカ”が“豪波動拳”に合わせた前ジャンプを決めて体力を先行。引き気味になるときど“豪鬼”に対し、今度は連続でコマンド投げ“ブリムストーン”を決めて先にリーチをかけた。

タダでは終われないときど“豪鬼”は2ラウンド目でようやくペースの修正が機能し、ふ~ど“R・ミカ”の飛び込みを連続で対空して反撃ののろしを上げる。しかし、すでに出来上がったペースを崩すのは難しかったか、続く展開では珍しく立て続けにミスを犯してしまい、その挽回のために第1試合とは逆にEXゲージとVゲージを先に使わされてしまう。

それでもふ~ど“R・ミカ”を仕留めるには至らず、最後は優位な状況であっても最後まで集中力を切らさなかったふ~ど“R・ミカ”が慎重なしゃがみ弱キックを決めてK.O。バトルカウント“2-1”で重要な大将戦を勝利した。

・総評

先鋒戦、中堅戦を制したことで流れをつかんだかと思われたトキドフレイムだが、大将戦ではリーダー・ふ~どの素晴らしいプレイでフードガイアが大将戦を勝利。終わってみれば獲得ポイントイーブンと痛み分けの結果となった。

試合内容で見てみると両チームどの選手も調子の良さを感じさせる中、特に板橋ザンギエフの対応力やりゅうせいの勝負所での強さといった部分が印象的であり、トキドフレイムが持つチーム全体のポテンシャルの高さが感じられた。

一方のフードガイアは現状BAN選択が集中しているぷげらの負担をふ~どがカバーしている状態。これが後半になって、ぷげらがメインキャラクターのポイズンでどれだけ活躍できるか。加えて、今度はふ~どにBANが集中した場合に周りがカバーできるのかといったところがポイントになっていくだろう。

対戦選手
(使用キャラクター)

勝敗

対戦選手
(使用キャラクター)

先鋒戦 板橋ザンギエフ
(アビゲイル)
2-0 ぷげら
(セス)
中堅戦 りゅうせい
(セス)
2-1 どぐら
(ベガ)
大将戦 ときど
(豪鬼)
1-2 ふ~ど
(レインボー・ミカ)
獲得ポイント 2 2

【MATCH3】ウメハラゴールド 対 モモチスプラッシュ

・出場選手

第3節最後は、現在4位のウメハラゴールドと6位のモモチスプラッシュが対決。ウメハラゴールドは今節でようやくナウマンを初起用。残りをウメハラ、まちゃぼーのベテラン組で固め、より攻撃的なラインナップに。これはももちがコーリンを使うことから、チーム全体でコーリン対策がされているものと予想。その一方でトッププレイヤーの中では珍しいさくらを使うナウマンの活躍を狙ったと思われる。

対するモモチスプラッシュは、これまでと同様にももち、藤村、ジョニィと鉄壁の布陣。ここまで獲得ポイント無しという苦しい状況の中だが、まずメンバー選出自体は変えることなく正面から挑む形を作った。

・BAN対象キャラクター

続くBAN対象ではウメハラゴールド側はウメハラのガイルが、モモチスプラッシュ側は藤村の春麗がBAN対象に選ばれた。

順当なBAN選択をしたウメハラゴールドに対し、モモチスプラッシュはここまで好調なまちゃぼーのネカリや調子、練度が未知数なナウマンのさくらといった選択もあった。しかし、ここではウメハラゴールドに対する他チームのBAN選択にならうことで、使用キャラクターや仕上がりに予想がつくウメハラをターゲットにし、そこを狙い撃ちすることで確実にポイントを獲得しようとしたと思われる。

・先鋒戦:ウメハラ 対 藤村

先鋒戦はお互いのメインがBAN対象となったウメハラ“影ナル者”と藤村“豪鬼”が選出。ここまでは互いに2勝0敗と苦戦している一方、ここでどちらかが勝利すればそれ自体がチームに良い影響を与える期待感がある。

この先鋒戦の読み合いを制したのはモモチスプラッシュ。ここまでジョニィに先鋒を任せていたモモチスプラッシュはオーダーに一工夫を入れたところ、ウメハラゴールドの戦略の裏を突くことに成功した。

影ナル者と豪鬼は両者とも火力が高く、かつ体力が低いことから1回のコンボが試合を大きく左右しかねない一触即発の組み合わせ。飛び道具の性能と通常技のリーチからやや豪鬼に分があるが、ここを影ナル者がどうやって潜り抜け火力を発揮するかがポイントである。

試合はお互いが“飛び道具”を織り交ぜた牽制から始まる五分といった状況から始まるが、VトリガーI“大逆無道(たいぎゃくむどう)”を先に発動することでウメハラ“影ナル者”が先手を取る。投げと打撃のバランスがいい“起き攻め”で、そのままあっさりラウンドを先取すると、続くラウンドも先に画面端に追い詰める。

しかし、藤村“豪鬼”も“空中竜巻斬空脚”で画面端からうまく脱出すると、差し込みの立ち中キック、しゃがみ中キックからのヒット確認コンボ、ウメハラ“影ナル者”の“灼熱波動拳”に対するVトリガー発動と好プレーを立て続けに見せてラウンドを取り返す。

3ラウンド目は、ここまでEXゲージを貯め込んだウメハラ“影ナル者”の火力が爆発。先のラウンドとは逆にしゃがみ中キックからの“EX空靂刃(くうれきじん)”コンボ、藤村“豪鬼”の“赤鴉豪焦破(せきあごうしょうは)”に対する“EX昇龍拳”を決めてラウンドを獲得。分の悪い部分を戦略と調子の良さで打開し1試合目を制した。

ウメハラ“影ナル者”の対策レベルが想定外だったか、藤村は豪鬼から前シーズンまでのメインキャラクターであるいぶきにキャラクターを変更。元々の熟練度の高さで勝負をしようといったところか。

しかし、ウメハラ“影ナル者”はこれを意に介さず、今度はコンボではなく飛び道具と歩きの速さを駆使した立ち回りで圧倒。逆転手を狙う藤村“いぶき”の“EX風斬り”の割り込みにもしっかりガードで対応し、熟練度の高さを直近の使い込みによる仕上がりで粉砕。バトルカウント“2-0”かつ十分な内容で今期初勝利をあげた。

・中堅戦:ナウマン 対 ジョニィ

続いてはナウマンのさくらとジョニィのかりんの中堅戦。ナウマンは近年成長が目覚ましい選手であり、直近では“EVO Japan 2020”で優勝を果たしており、地力もさることながら大会の勝負勘にも優れた選手。

ジョニィはここで昨シーズンまでメインとしていたかりんを選択。足の速いさくらに対し、同様に足の速いかりんを使うことで地上戦で後れを取らないようにした。

さくらとかりんはライバル同士という設定。どちらも爆発力がある中でVトリガーによる強化幅が大きいのがさくら、通常時にも火力がありさらにはEXゲージで大きく伸ばせるのがかりんといった違いがある。

ナウマン“さくら”は序盤から超高難度と言われているしゃがみ中キックの“ヒット確認”コンボを成功させ、自身のギアを上げていく。一方のジョニィ“かりん”はそれに焦ることなく立ち強キックの“差し込み”からVトリガーI“神月流 紅蓮の型”を発動。

お互いが果敢にコンボを狙う思惑が交錯する中、まずはEXゲージを使い持ち味の火力を発揮したジョニィ“かりん”がラウンドを先制する。

2ラウンド目ではペースを握ったジョニィ“かりん”が先行しスタン直前まで持ち込むものの、今度はナウマン“さくら”がしゃがみ強パンチでの対空を皮切りにVトリガーI“春嵐(はるあらし)”を発動。ペースを渡すまいと強気に出たジョニィ“かりん”の“EX烈殲破(れっせんは)”を冷静にガードし、続く反撃で即座にスタン。さくららしい爆発力を見せてラウンドを取り返した。

お互いの良いところがぶつかり合う戦いは、ナウマン“さくら”が攻めと守りをバランスよく切り替えることによりリード。しゃがみ中キックからのヒット確認をミスしてしまうものの、それによる反撃をむしろVゲージを貯める機会と考えたか先にVトリガーI“春嵐”の発動に成功。強化された“波動拳”とVトリガー中限定の必殺技“萌芽掌(ほうがしょう)”で相手を固め、動き出しを狙うことでガードを崩しそのまま勝利。

初陣にして1試合目を制したナウマン“さくら”は緊張が解けてきたのか、徐々に本領を発揮。両者が前のめりになる中で要所の前ジャンプが機能し試合の主導権を握る。

引き続きのペースで1ラウンド目を取得すると、2ラウンド目も先に画面端に追い詰めるナウマン“さくら”。一方のジョニィ“かりん”も負けておらず、的確な暴れからのコンボでラウンドを奪取。しかし、ここでクリティカルアーツ“神月流 覇道六式 覇者の型”を使ったことでEXゲージが枯渇してしまう。

3ラウンド目はジョニィ“かりん”が先に攻めることで、EXゲージを再度溜めつつ体力の選考を狙うものの、ナウマン“さくら”はそこにきっちりと置き技を合わせて対応。

続く展開でも見事な“差し返し”を決め、最後はVトリガー状態からクリティカルアーツ“桜の雨”を決めて決着。試合の中で自分の調子を上げていくことに成功したナウマン“さくら”がバトルカウント“2-0”で快勝した。

・大将戦:まちゃぼー 対 ももち

ウメハラゴールド連勝で迎えた大将戦はまちゃぼーのネカリとももちのセス。まちゃぼーは前期リーグで集中してネカリをBAN対象とされながらも高い勝率を誇り、今期も現状2戦2勝とチームを牽引する存在。

対するももちはコーリンなどの選択肢もある中でセスを選択。直近での練度とキャラクターのポテンシャルから判断したか。高い勝率を誇るまちゃぼーに対し、リーダーとしてチームの奮起を図りたいももち。ももちが強敵に対してどのような戦いを見せるのかが注目ポイントとなった。

ネカリは対空技の“猛る灯火”を使い、セスの空中技“アナイアレイトソード”にある程度対抗できる。しかも、まちゃぼー“ネカリ”は特に対空精度が高いため、ももち“セス”の空中からの強力な攻めに対してどこまで対応できるのかが注目された。

ももち“セス”は序盤から早速前ジャンプで攻め込む。ここでは“アナイアレイトソード”を使わずに飛び込んだ結果、まちゃぼー“ネカリ”の“猛る灯火”を釣ることに成功。相手の意識配分をチェックしつつ体力を奪った。

これが序盤ながらアクセントになったか続く前ジャンプからの“アナイアレイトソード”が通り読み合いのペースはももち“セス”に。続く起き攻めを成功させまずは1ラウンド目を先取した。

2ラウンド目もももち“セス”は“アナイアレイトソード”を意識させながら、地上戦を挑み試合を先行。VトリガーII“力の迸発(ほうはつ)”の発動から逆転を狙うまちゃぼー“ネカリ”に対し、“マッドクレイドル”での対空からクリティカルアーツ“丹田ディストーション”をきっちりと決めて試合を先取した。

2試合目でも依然ももち“セス”主導の展開が続く。まちゃぼー“ネカリ”はVゲージをVトリガーに使用したいため、Vリバーサル“導く呼び声”を使いづらい。ここに対してももち“セス”はガード崩し性能の高いVトリガーII“丹田マニューバ”を選ぶことで“攻めの展開を許すかVトリガーを諦めるか”の判断を迫る。

攻略と立ち回りの両面で攻め立てるももち“セス”にまちゃぼー“ネカリ”は終始苦戦。ももち“セス”は相手に一度もペースを握らせることがないまま、最後はしゃがみ強キックの絶妙な“差し込み”を“ヒット確認”し、再度“丹田ディストーション”を決めてフィニッシュ。バトルカウント“2-0”かつ完璧な内容で待望の初勝利をあげた。

・総評

オーダーで読みを外されながらも先鋒戦を制したウメハラの働きによってか、初陣ながら高い実力を発揮したことで、中堅戦を制したナウマン。これによりウメハラゴールドは飛躍とまではいかないものの着実にポイントを積み重ねた。

残る大将戦の相手は全勝中のまちゃぼーとモモチスプラッシュとしては絶望的な状況だったが、ここでようやくリーダー・ももちが覚醒。圧倒的な内容で勝利することで2ポイントを獲得し、さらには今後への期待感を作った。

出遅れているといってもリーグはまだ序盤戦。この流れをきっかけに本来ポイントゲッターとして期待される藤村が機能することが出来れば、今後大きく伸びることも十分あり得るだろう。

対戦選手
(使用キャラクター)

勝敗

対戦選手
(使用キャラクター)

先鋒戦 ウメハラ
(影ナル者)
2-0 藤村
(豪鬼、いぶき)
中堅戦 ナウマン
(さくら)
2-0 ジョニィ
(かりん)
大将戦 まちゃぼー
(ネカリ)
0-2 ももち
(セス)
獲得ポイント 2 2

SECTION3 第3節振り返り

序盤戦最終節といえる第3節が終了し、ポイント争いでは上位3チームが固まりつつある状態に。第2節終了時点でトップだったトキドフレイムとフードガイアの直接対決が“2-2”と獲得ポイントで引き分けとなる中、ネモオーロラがマゴスカーレットに全勝したことで再度単独首位に躍り出る。

そこに食い下がるのはウメハラゴールド。リーダーにBAN選択が集中する中、他メンバーがしっかりとカバーしている現状は及第点といったところだろう。

マゴスカーレットとモモチスプラッシュは依然厳しい状態だが、試合内容ではところどころに今後に期待できる材料が見受けられる。特に大将としてまちゃぼーを撃破したももちの活躍はメンバーとしても良い刺激になっただろう。

第3節ではこれまでの結果を基に各チームがメンバー選出やオーダーで読み合いを仕掛けていたのが印象に残る。一方でチーム戦略で勝っていてもサブキャラクターの仕上がりや選手のコンディションがそれを上回る場面も見られ、“1対1”というゲーム性ながらチームで戦うという両方の面白さが感じられた内容だった。

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