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2020.12.10

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナルに進出したチームリーダーへ振り返り&意気込みインタビュー

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナルに進出したチームリーダーへ振り返り&意気込みインタビュー

『ストリートファイターV チャンピオンエディション』のカプコン公式チームリーグ戦“ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020”は、11月末までで全6チームによるリーグ戦が終了。長く熾烈なレギュラーシーズンを潜り抜けたのは、トキドフレイム、ウメハラゴールド、ネモオーロラの3チーム。2021年1月には、この3チームによるグランドファイナルが実施される。

本記事では、レギュラーシーズン後の各チームリーダーに、道中の振り返りやグランドファイナルに向けた意気込みをインタビュー。

各チームの思惑やサポート選手の活躍など、映像では見ることができない裏側の部分についても触れる事が出来たので、今一度レギュラーシーズンのレポートと合わせて読むことでグランドファイナルに向けた各チームの熱意を感じてほしい。



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全10節振り返り&グランドファイナルの意気込みを各リーダーにインタビュー

3位通過 ネモオーロラ

前半戦を首位で折り返し、10節終了時点では3位でグランドファイナルへ進出となりました。振り返ってみてこの結果はいかがでしょうか?

– ネモ
 前半が好調だった理由は、サブキャラクターでの勝率が良かったことなんですよね。事前に作戦をしっかり練っていて、その通りにオーダーを組めたことで今期SFLのルールを上手く活用できたんです。

 前半戦が終わった時点で、「グランドファイナルにはいけるよね」という雰囲気になったんですけど、それが油断につながったのか後半戦では、メインキャラクターを起用した際の勝率が予想以上に伸びず苦戦してしまいました。最終的には、なんとかグランドファイナル進出を決めることができたのでホッとしています。

確かに、後半戦は思うようにポイントが獲得できない苦しい展開が続きました。そんな中でネモさんは、リーダーとしてメンバーにどのような働きかけをしたのでしょうか?

– ネモ
 ネモオーロラは、個人成績を見ると、多くて4勝とポイントゲッターと呼べる選手がいない状態だったんです。ただ、その中でメンバーに大将戦を任せた際の勝率が良かったのが、ポイント争いを優位に運べた要因です。その辺りは任せた甲斐があって良かったなと思いましたね。

 sakoさんは複数のキャラクターをハイクオリティーに扱える半面、本人としてはその強みを活かすために全てを仕上げなければいけないという想いが強かったように感じました。そのためか、他の選手よりも多くの取り組みが必要となった結果、メインキャラクターのセスが思うように振るわなかったのかなと。

 第8節終了時点で、ウチのチームは勢いを失ってしまっていて、これを覆すにはsakoさんが勝つことがポイントだよねってガチくんと話し合っていました。そこからは、sakoさんを積極的にラウンジに誘って対戦するようにしましたね。僕らのセス対策を兼ねてセスを使ってもらうように。

 その甲斐もあってか第9節のモモチスプラッシュ戦では、セスを起用して勝つことができました。それがチームの悪い流れを変える一手になったと思います。

確かにsakoさんが第9節、第10節と勝利したことは、終盤のネモオーロラにとって大きな貢献となりましたよね。他メンバーに対してはいかがでしょうか?

– ネモ
 ガチくんに関しては、全体を通して文句のない出来でした。BANルールがある以上、ラシードの印象が強いガチくんは、やや不利な状況です。でも、彼はしっかりと宿題をこなしてきてくれて、特定の組み合わせについてはサブキャラクターであっても高い仕上がりを見せてくれたのは流石でした。

 特に第5節の板橋ザンギエフのアビゲイルとガチくんのかりんとの対決では、結果的に相手に逆転を許してしまったものの、試合内容が非常に良くてしっかり準備してきたのが伝わってきた一戦でした。あのような試合を見せられると、こちらとしても選んで良かったなって思いましたね。

 キチパについては「ザンギエフはもう使わなくて良いんじゃない?」とも思っています。これは決して彼にだけ厳しい評価を持っているわけでは無く、それくらいアビゲイルの仕上がりが良かったというのが一因です。それに加えて、各節を振り返ってみると、ザンギエフが有効になる組み合わせがそもそも少なかったというのもあります。

 ただ、相手チームからすれば、“キチパのザンギエフ”というのはそれだけで嫌がる要素なので、役割分担やオーダーについてはこれから更に詰めていきたいところですね。

10節終了時点では、キチパ選手が今後起用されるかどうかが気になる場面もありましたが、十分に期待できそうですね。最後にグランドファイナルへ向けた意気込みをお願いします。

– ネモ
 今回で3連続のグランドファイナル進出なので、今度こそ優勝したいですね。ウメハラゴールド、トキドフレイムとは、どちらもレギュラーシーズンで勝ち切ることが出来ていないのですが、グランドファイナルではそこを逆手にとって挑みたいと思っています。

 グランドファイナルでは自分のユリアンがBAN対象になる可能性が高いと考えていますが、相手チームへの対応力が高いsakoさんや、メインが使えるガチくんやキチパとそれぞれが活躍出来ればイケると思います。オーダーや役割分担の所から入念に準備して臨みます。


2位通過 ウメハラゴールド

リーグ序盤こそ少し出遅れた感があったものの、終わってみれば2位でグランドファイナル進出となりました。シーズンを通した評価はいかがでしょうか?

– ウメハラ
 チーム結成当初から本当に強いメンバーが集まったと感じていたので、2位という結果は妥当だと感じています。道中は決して楽ではありませんでしたが、トータルで見れば全員が期待通りかそれ以上の活躍をしてくれたことが、この結果につながったのだと思います。

チームメンバーが発表になった時点で、ウメハラゴールドは他チームと比べても注目度が高かったように見えました。そんな中での各メンバーの働きというのは、リーダーとしてどのように評価していますか?

– ウメハラ
 まちゃぼーは前期SFLの活躍があったので、今期もその働きを期待していました。やっぱりというか、その期待にしっかり応える成績を残してくれたので、選んだ甲斐があったなと。

 次に、カワノは慣れない環境での戦いということもあり、やや苦戦した印象です。でも、それはあくまで他メンバーと比較した時の話しであって、試合の動きも良かったですし、十分な活躍をしてくれたと思っています。

 最後にナウマンは、チーム内で最も出場数が少なかったんですが、ピンポイントで起用したところでことごとく期待に応えてくれて、結果全勝。これはうれしい誤算ともいえる結果で、チームの勢いを保つ大きな助けとなりました。

他チームと比較しても隙の無いチームに見えるのですが、ウメハラゴールドなりの苦労や工夫などはあったのでしょうか?

– ウメハラ
 これは個人的な話の部分でもあるんですけど、前半は集中的にガイルがBAN対象にされたこともあって苦しい思いをしていました。それと同時に、カワノも普段ならできるはずの動きが出来なかったりしたのが、チームとしてエンジンの掛かりが遅かった原因ですね。

 でも、その時期をまちゃぼーが支えてくれたこともあって、徐々に調子を上げることができました。しかも、中盤からは、本来だったら10節全部出すのが当たり前とも言える活躍をしているまちゃぼーを下げて、ナウマンを出すという采配も取りました。それすらも上手く機能してポイントを伸ばせたのは“4人全員がエース級”というウメハラゴールドの強みが活かされた形になりましたね。

 また、最終的に2位で終えることができたというのは、振り返ってみると序盤から中盤における大事な大将戦を勝利したのが大きいんですよ。こういった長期の大会は終盤に目が向きがちなんだすが、実はウメハラゴールドは早い段階から“勝負手”となるようなオーダーを採用していて、それが運の良さも相まってことごとく良い方向に作用しました。

 例えば、第4節のマゴスカーレット戦でナウマンを大将に選んだり、第7節でネモオーロラに対してカワノを大将で起用したところですね。「ここの大将戦を取れないとキツイな」というところでも、セオリーではなく個々の仕上がりに任せて、臨機応変な戦略をとったのは結果的に良かったと思っています。

言われてみれば、他のチームと比べても出場選手やオーダーの面でバラエティ豊かだったように思います。最後になりますが、グランドファイナルに向けた意気込みはいかがでしょうか?

– ウメハラ
 今回は本当に強いメンバーで固めることができているので、当然ですが優勝を狙っています。他の2チームも当然強いメンツが揃っているわけですが、まずはネモオーロラにしっかり勝って、その流れや勢いの優位でトキドフレイムに挑めれば可能性は十分にあると思っていますよ。


1位通過 トキドフレイム

– 全10節のレギュラーシーズンを終えて堂々たる1位となりました。今のお気持ちはいかがですか?

– ときど
 まずは、今までのSFLでグランドファイナルまで進んだことが無かったので、そこはすごくうれしいことだと思います。ウチのチームは比較的序盤から調子が良くて、その勢いを緩めずに最後までメンバー全員が活躍で来たという印象ですね。

総合獲得ポイントでは2位のウメハラゴールドに4ポイント差をつけた28ポイントとなりましたが、振り返ってみてこのような結果に至った要因はどこにあるのでしょうか?

– ときど
 今回グランドファイナルに進出した他の2チームは、4人全員がエース級なところが強みなんですよね。それに対してトキドフレイムの場合は、4人全員とはいかない代わりに、各メンバーの役割分担がハッキリしていて、それがシーズンを通して上手く機能させられたのが他チームと差をつけられた部分じゃないかなと。

 まず、りゅうせいは“突撃兵”としてしっかり勝ちをもぎ取ってきてくれましたよね。メインのユリアンは当然のこと、それがBAN対象になるのも見越したうえでサブのセスを仕上げ、ポイントを獲得してくれたというのはチームが勢いづいた一因です。

 そして、板橋ザンギエフさんも試合の活躍に加え、チームの意思疎通の面でとても貢献してくれました。僕としては当初からその役割を見込んでチームに引き入れたのですが、その期待に十分すぎる形で応えてくれたのは大きな助けになりましたね。

 最後にストーム久保くんは、出場機会こそ少なかったものの、相手チームの情報収集や研究、分析などを担ってくれました。今回の4人チームというルールを聞いた時に、そのようなサポートをメインにするメンバーが一人は欲しいと思っていたんです。それを彼が快く受け入れてくれたということに、彼なりのプロ意識を感じることができてうれしかったですね。

ときどさんは前半戦振り返りのインタビューでは、後半戦が厳しいという見通しを持っていました。結果としては勢いを落とさないばかりか、さらに増したまま駆け抜けたように見えました。何か特別な取り組みなどはあったのでしょうか?

– ときど
 それほど明確な工夫があったわけではないのですが、強いて言えば“チーム会議”をしっかり行ったというのが一つありますね。その際、メンバー同士で自分の得意、不得意とする部分を包み隠さず共有できたことが後半戦で活きた部分でした。

 後半戦でモモチスプラッシュと戦うにあたって、準備段階では板橋ザンギエフさんから「藤村の春麗はイケる」と聞いていたので担当してもらう予定でした。でも、しばらくしてから行った会議の際に「やっぱりキツイかもしれない…」と相談があったんです。

 ここで間違った責任感を持っていると、「実はキツイけど、一回言ったからにはやれるだけやっておこう」と思ったり、終わった後で「途中からキツイって気づいてたんだよね」となると思うんです。これってチームにとっては大きな損失ですよね。それを板橋ザンギエフさんの場合は、チームへの貢献を第一に考えたうえでしっかりと伝えてくれたので、こちらもシフトを代えて対策しました。

 しかも板橋ザンギエフさんは、途中で担当が代わり準備期間の少ないももちの対策をきちんと詰めてきました。僕としては第7節でももちがケンを出してくるのが予想外だったのですが、板橋ザンギエフさんは使用してくる可能性の低いキャラクターもしっかりとカバーして勝ってくれました。この一連の流れが、お互いに大きな信頼を得ることにつながり、理想的な“チームワーク”が生まれたと思っています。

チームがとても良い形で取り組めているのが強さの秘訣なんですね。そんなチームでグランドファイナルに臨むわけですが、最後に意気込みを聞かせてください。

– ときど
 僕たちはセミファイナルの勝者を待つ立場ですし、その先の日米決勝戦でもあるワールドチャンピオンシップへの参加も決まっていますから、比較的気楽なほうだと思っています。

 今回のSFLは、取り組みと合わせてチームの雰囲気もとても良かったので、グランドファイナルに進出できたのは妥当だとも思っています。もう一度最初からリーグを始めたとしても、もう一度1位が取れる自信があります。それ位に仕上がりが良いチームなので、最後まで力強さを失わずに優勝を目指したいですね。


記者の目

各リーダーに話を伺ってみると、試合結果では順調に見えたチームにも紆余曲折があり、その裏側では4人1組というチーム戦ならではのコミュニケーションや取り組みが行われていたのが興味深かった。

それに加えてトキドフレイムはサポートという役割を重要視する一方、ウメハラゴールドはあくまで4人のポテンシャルが際立ち、ネモオーロラはBAN対象やオーダーといったSFLならでのルールを上手く活用するなど、チームとしてのスタンスの違いが感じられたのも印象的。

グランドファイナルではまずウメハラゴールドとネモオーロラが激突し、その勝者がトキドフレイムと国内最強の座をかけて雌雄を決する。さらにその先には日米決勝戦も待ち構えていることから、まだこの先の展開からは目を離さず続報に期待していて欲しい。

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※本イベントは2021年1月30日(土)正午頃より配信開始を予定しております。配信時間が確定しましたら改めまして告知させていただきます。
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