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2020.12.25

『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル』直前!前回優勝チームのリーダー「マゴ」に勝負のポイントをインタビュー

『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル』直前!前回優勝チームのリーダー「マゴ」に勝負のポイントをインタビュー

グランドファイナルを2021年1月30日に控えた『ストリートファイターV チャンピオンエディション』のカプコン公式チーム戦“ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020”。グランドファイナルでは全10節のリーグ戦を勝ち抜いたトキドフレイム、ウメハラゴールド、ネモオーロラの3チームが国内最強の座を掛けて激突する。

本記事では、前期“ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2019 operated by RAGE”の優勝チーム“マゴスカーレット”を率いたリーダーであり今期のグランドファイナルにもスペシャルゲストとして登場予定の“マゴ”に、グランドファイナル制覇の秘訣をインタビュー。その他にも今期リーグ戦で実際に戦った立場から、今回グランドファイナルに進出した3チームの印象や、グランドファイナルでの活躍の予想なども語ってもらった。

観戦だけではなかなか分からない情報や各チームの魅力などを伺うことができたので、ぜひグランドファイナル当日を迎える前の優勝予想の参考にしてほしい。

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リーダーインタビュー
ルール紹介

 

SFLマゴ 紹介ページ


『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル』制覇のためのポイントとは?

早速ですが、まずはグランドファイナルのルールや試合の流れについて伺います。前回グランドファイナルを経験したうえで、グランドファイナルではどのようなポイントが重要になってくるのでしょうか?

– マゴ
 まず、リーグ戦と比べると個々のマンパワーがとても大切になってきます。リーグ戦では全10節という長期間で獲得したトータルポイントを競うので、どこか1節で調子が上がらなかったり、苦手もしくは不利な相手がいても、別の機会にその分を挽回すれば良いわけですからね。

 でも、グランドファイナルは既定のポイントを獲得するまで同じチームと繰り返し戦うことになります。ですから、圧倒的にポテンシャルが高い選手が一人でもいると、繰り返し出場してもらうことで、より多くのポイント獲得が見込めます。その選手を筆頭にオーダーやBANといったチーム戦略の幅を広げることができるので、全体の流れを優位に進められると思います。

ポイントゲッターの存在が大きいわけですね。

– マゴ
 はい。それに加えて大将戦は2ポイントが獲得できますから、ここを抑えることは非常に重要です。仮にポイントゲッターが毎回大将戦を抑えることができれば、2巡目で4ポイント、3巡目終了時点で6ポイント稼げます。そう考えると、どれだけポイントゲッターと大将戦が重要かがわかります。グランドファイナルのルールにおいて、各チームが重要視しているポイントなのは間違いないですね。

経験者ならではの視点ですね。その一方で今回はそもそもが「4人1組」であったり、グランドファイナルでは「7ポイント先取制」と、前回と違いがありますが、どのような影響がありそうでしょうか?

– マゴ
 色々とルールが変わったことで、前回とは違った展開もありそうですね。グランドファイナルの話と少しずれますが、今回「4人1組」となったことで、ストリートファイターリーグとしては一つの完成形になった印象があります。

 前回は全員試合に出場しなければならなかったので、どうしても不利なマッチアップを避けられませんでした。ですが、今回は相性の悪いチームであればサポートに回るということができます。

 その点で言えば、先ほどはグランドファイナルで勝つためには「個の力」が重要という話でしたが、今回は「チームの総合力」も重要になってくると思います。

 「7ポイント先取制」になったことで、最長で4巡目まで長引くことが考えられるため、一時の流れではなく、よりチームとしての地力が反映されやすくなります。そして出場選手や使用キャラクター、BAN選択、オーダーなど、読み合になるポイントが多いため、チームとして幅広い戦略を持っているチームが優位になりそうです。

 

グランドファイナル進出チームと実際に戦った印象は?

今回のグランドファイナルは「マンパワー」、「チームパワー」の両方が必要ということなんですね。それらを競うというのは確かに面白い展開です。では続いてそれらの観点から見た時に、グランドファイナルに出場した3チームの印象や戦力分析を聞かせてください。

ネモオーロラ

– マゴ
 まず、ネモオーロラですが、非常にバランスが良く対応力の高いチームという印象です。実は、このチームはリーグ戦が始まる前はそれほど警戒していませんでした。ネモ、ガチくん、キチパの3人がメインキャラクターの印象が強い選手だったので、BAN選択をしっかりすれば大丈夫だろうと思っていたんです。

 しかし、いざ始まってみると、一気にポイントを稼いでトップに立ちましたよね。よくよく分析すると、ネモオーロラはルールにあった構成になっていて総合力が高いチームだということがわかりました。メンバーそれぞれがその場に応じて出場したり、サポートに回れたりと、自在に動き回れるのは大きな強みの一つだと思います。

 その一方で、リーグ戦終盤でやや苦戦していたのが気になります。ネモオーロラは出場選手の面ではいろいろと手札を変えられるのですが、オーダーということだと、やはりネモが大将戦で勝つことがポイントになります。ネモが勝っているときはチームの調子も雰囲気もいいのですが、負けが込むとそれを打破するきっかけが生まれにくい印象です。

 ネモオーロラはsakoさんがBAN選択を引き付けたり、相手に応じた幅広いキャラクターを用意していたりと、良いアクセントになっています。グランドファイナルではsakoさんを軸に戦略で読み勝ちつつ、個々の選手が高い仕上がりを見せられればイケるんじゃないかと思います。

ウメハラゴールド

– マゴ
 続いてウメハラゴールドはネモオーロラとは違う形ですが、纏まりの良い総合力の高いチームですね。

 このチームはリーグ戦開始当初、ウメハラのガイルが圧倒的なポテンシャルを誇っており、「ウメハラのガイルに有利な選手がいない」というのが最大の強みでした。ですから、前半でほとんどのチームがウメハラのガイルをBAN対象にする必要があったんです。

 ウメハラゴールドは前半やや苦戦するかと思いきや、着実に順位を上げました。これはエースであるまちゃぼーの活躍が大きいです。まちゃぼーは前期も“マゴスカーレット”の一員として優勝への大きな貢献をしてくれた選手で、今回もその強さを遺憾なく発揮していました。

 そんなウメハラ、まちゃぼーという絶対的強者が大きな影響を与える一方で、カワノ、ナウマンという若手も細かいところでしっかり勝つなど、チームとしてのバランスの良さが感じられます。特にナウマンの5戦全勝には驚きました。

 ウメハラゴールドは個々のポテンシャルが他チームに比べて高いにもかかわらず、ベテランと若手がお互いにチームとしてシナジーを生み出しているのが本当の強みです。誰か一人が大きく崩れたりといったことがなければ、グランドファイナルでも活躍するのは間違いないと思いますね。

 

トキドフレイム

– マゴ
 最後のトキドフレイムは他チームに比べると、「歪(いびつ)だけど完成度の高いチーム」という印象です。

 他のチームが4人全員で上手くバランスを取ろうとしている中、トキドフレイムはユリアンをときど、りゅうせいが起用し、アビゲイルを板橋ザンギエフ、ストーム久保が起用するという自らキャラクターのバリエーションを狭める選択をしています。また、出場選手においてもストーム久保を明確なサポートと位置付けて、残りの3人が前線でポイントを稼ぐ態勢です。

 こういった比較的狭い構成の中で、結果的にリーグ戦を1位で終えたというのは素直にすごいと思いました。それを可能にしたのは、前線の3人全員が大将を務められる実力を持っていることと、ルールや相手チームへの対策の完成度の高さが要因だと思います。

 相手チームからすると、出場している3人全員が大将で出てくるかもしれないという状況は、オーダーが読みにくく非常に厄介です。BAN選択にしても「豪鬼、ユリアン、アビゲイル」というどれをBAN対象としても他が活躍できるラインナップです。しかもサブキャラクターには「セス、ザンギエフ」がいますから、BAN選択のセオリーである「一人を封じて1ポイントを確実に取りに行く」という作戦がそもそも通用しないんです。

 チームとしてそれぞれの選手が明確に役割を持っていることと、BANシステムへの対応がトキドフレイムの強みです。それに加えてリーダー・ときどのストイックな取り組みの姿勢が、他メンバーに上手く影響を与えることで、チーム全体が高い次元で纏まっているのだと思います。グランドファイナルでトキドフレイムと戦うチームは大変だと思いますよ(笑)。

 

前回覇者から見たグランドファイナル優勝予想は?

– 実際に対戦した視点からだと、各チームの印象や強みがよりわかりやすくて良いですね。それでは最後に、マゴさんの優勝予想についてズバリお聞きしたいと思います。

– マゴ
 どのチームも強み、弱みはあるので難しいのですが、セミファイナルの「ウメハラゴールド対ネモオーロラ」は、ウメハラゴールドが優勢と予想しています。

 セミファイナルは、2位通過のウメハラゴールドにアドバンテージとして最初から1ポイントが入っていて、この差は見た目以上に大きいです。ハンデを負っているネモオーロラとしては、1巡目の先鋒戦から「勝ちにいかなきゃいけない」状況です。対して、ウメハラゴールドは大将戦が取れればイーブン以上の結果になるので、その1ポイント差を利用して意外なオーダーを組むことも出来ます。ウメハラゴールドはただでさえ完成度の高いチームなので、ネモオーロラがこの劣勢をどのようにして打ち破るかが見どころだと思いますね。

 もし、予想通りにウメハラゴールドが勝利すれば、グランドファイナルは「トキドフレイム対ウメハラゴールド」です。この2チームは第10節でも獲得ポイントがイーブンでしたから、本当に予想しにくいですね。

 強いてあげるとすれば、やはり出場選手やキャラクターのバリエーションで勝るウメハラゴールドが若干有利なように感じます。また、リーグ戦ではときどがウメハラに勝利していますが、ふだんの練習などから予想するに「ときど対ウメハラ」や「板橋ザンギエフ対まちゃぼー」といったピンポイントの相性もウメハラゴールドが優勢だと見ています。

 ただ、この辺りは当日までの準備やコンディションの整え方で変わってくる部分なので、実力的にはかなり拮抗していると思います。

 自分自身は今回グランドファイナルまで進むことはできませんでしたが、リーグ戦はとても楽しかったですし、メンバー同士が良い影響を与えあった貴重な経験でした。グランドファイナルでは各チームがリーグ戦本節以上の仕上がりで良い試合も多く生まれると思うので、今から楽しみにして良いと思いますね。


 

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル

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