2021月01月25日

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル開催を目前に各チームの戦力分析&セミファイナルの展開予想

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ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナル開催を目前に各チームの戦力分析&セミファイナルの展開予想

グランドファイナルを2021年1月30日(土)に控えた『ストリートファイターV チャンピオンエディション』のカプコン公式チーム戦“ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020”。グランドファイナルでは全10節のリーグ戦を勝ち抜いたトキドフレイム、ウメハラゴールド、ネモオーロラの3チームが国内最強の座を掛けて激突する。

本記事ではグランドファイナルの観戦がより面白くなるように、全10節のデータから各チームの戦力分析とグランドファイナル制覇のキーマンをピックアップ。さらに、セミファイナルで行われる『ウメハラゴールド対ネモオーロラ』の展開を独自予想してみた。

リーグ戦で好調だった選手がグランドファイナルでも活躍するのか? それとも他の選手が追い込みをかけて素晴らしい仕上がりを見せるのか? みなさんも本記事や事前のインタビューを読みながら、グランドファイナルで繰り広げられる熱い戦いを想像し、期待に胸を膨らませてほしい。

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(インタビュー)ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020 グランドファイナルに進出したチームリーダーへ振り返り&意気込みインタビュー

[目次]


グランドファイナル進出3チームのリーグ戦データから見た戦力分析とキーマン予想

本記事の執筆にあたり、編集部ではグランドファイナルに出場する3チームのリーグ戦での使用キャラクターや出場回数、BAN対象回数、勝率といったデータを収集。そこから各チームの戦力や傾向などを改めて把握することにした。

さらに、編集部独自の観点からそれぞれのチームの中でグランドファイナルを制覇するためのポイントを洗い出し、その鍵となる選手をピックアップすることでグランドファイナルの活躍ぶりを予想してみた。

3位通過 ネモオーロラ

リーグ戦データ

プレイヤー名使用キャラクター出場数/勝利数(勝率)BAN対象回数/勝利数(勝率)
ネモユリアン・ギル7戦4勝(57.1%)2回1勝(50%)
sakoセス・影ナル者・メナト9戦4勝(44.4%)2回2勝(100%)
ガチくんラシード・かりん・サガット7戦4勝(57.1%)2回1勝(50%)
キチパザンギエフ・アビゲイル7戦3勝(42.9%)4回3勝(75%)

戦力分析

ネモオーロラは第6節まで首位を独走していたものの、そこからはやや失速。前半戦のリードがものを言い、なんとか踏ん張って3位通過となった。

使用キャラクターのラインナップでは、メインキャラクターにユリアン、セス、ザンギエフといった攻撃的なキャラクターが並ぶ中にガチくんのラシードという対応力に長けた構成がバランス役となっているのがポイント。加えて、大会ではなかなか見かけないギルやメナト、サガットといったサブキャラクターが並んでいるのが印象的だ。

出場数や勝利数などの数字データを見てみると、全員が適所適材で出場する中、勝率5割前後の成績を残しているのがわかる。BAN対象となった際の勝率で、全員が5割を超えているのはネモオーロラのみであり、全体で見た時のバランスの良さとBANシステムに対する個々の対応力の高さが強みと言えるだろう。

グランドファイナル制覇のキーマン:sako

そんなオールラウンドな印象のネモオーロラの弱点は、エースといえる存在が不在なこと。その点からではsakoがグランドファイナルでさらなる仕上がりを見せることがグランドファイナル制覇の鍵と言えそうだ。

sakoはチーム内で最多となる9戦に出場。これは複数キャラクターを高いレベルで使いこなせるという長所は、チームにとって価値が高いことの表れだろう。リーグ戦ではBAN対象になった際には勝利しているものの、メインのセスが他プレイヤーに起用されることが多かったのもあってかやや苦戦する結果となった。

しかし、sakoは複数キャラクター使いといった面以外にもキャラクターの開発や研究、対策においても非常に評価が高い。その独自性の高い攻略がグランドファイナルで見ることができれば、チームの勝負所を担うエースとして活躍する可能性も十分にあるだろう。

2位通過 ウメハラゴールド

リーグ戦データ

プレイヤー名使用キャラクター出場数/勝利数(%)BAN対象回数/勝利数(%)
ウメハラガイル・影ナル者・セス10戦4勝(40%)5回2勝(40%)
まちゃぼーネカリ・豪鬼8戦6勝(75%)2回2勝(100%)
カワノコーリン・ポイズン7戦3勝(42.9%)2回1勝(50%)
ナウマンさくら・ララ5戦5勝(100%)1回1勝(100%)

戦力分析

ウメハラゴールドはスタートこそ5位だったものの、その後は着実にポイントを重ねて一度も順位を落とすことなく2位でグランドファイナルへ進出。

使用キャラクターはメインにガイル、ネカリ、コーリンといったディフェンス型キャラクターの中に爆発力の高いさくらという構成。一方のサブ群では影ナル者、豪鬼、ララという攻撃的な布陣の中で、やや守りが主体のポイズンがアクセントになっており、トータルで見るとこちらもかなりバランスの良いラインナップとなっている。

続いて出場数などのデータを見てみると、リーダーであるウメハラが全てのマッチに出場。勝率では伸び悩んだ一方、出場数の半分ではBAN対象となったことから、BANシステムの負担を一身に背負った形だ。

また、特筆すべきはナウマンの成績。ナウマンは出場数こそチーム内では少ないが、勝率は全選手中唯一の100%。その他全員が大将を務めて勝利を挙げるなど、全員がエース級の実力を持ち、誰でも重要な局面を務められる隙の無さが、チームとしての強みといえるだろう。

グランドファイナル制覇のキーマン:まちゃぼー

ウメハラゴールドにとってグランドファイナル制覇の鍵と言えるのは、まちゃぼーではないだろうか? 若手筆頭といえるカワノや、全勝のナウマンの活躍も見逃せないものの、彼らが良い働きが出来るのは「何かあってもまちゃぼーが勝ってくれる」という安心感があるからだろう。

まちゃぼーは前回の“ストリートファイターリーグ: Pro-JP operated by RAGE”でも10戦中9勝を果たしている中、今期も8戦中6勝を収めており、獲得ポイントではときど、もけの10ポイントに次ぐ9ポイントとチームの稼ぎ頭として活躍している。

また、サブキャラクターの豪鬼では全勝を果たしていることから、ウメハラチームの隙の無さをもっとも体現している選手であると言えるだろう。彼がグランドファイナルでもこれまでと同様の働きをする間に、他メンバーの調子を整えることが出来ればチームとして他を寄せ付けない強さが発揮できるはずだ。

1位通過 トキドフレイム

リーグ戦データ

プレイヤー名使用キャラクター出場数/勝利数(%)BAN対象回数/勝利数(%)
ときど豪鬼・ユリアン10戦9勝(90%)8戦7勝(87%)
板橋ザンギエフアビゲイル・ザンギエフ8戦5勝(62.5%)1回1勝(100%)
りゅうせいユリアン・セス10戦6勝(60%)5回3勝(60%)
ストーム久保アビゲイル・エドモンド本田2戦1勝(50%)1回0勝(0%)

戦力分析

トキドフレイムはリーグ序盤から調子を上げ、その勢いを落とすことなく全10節中9節で引き分け以上をキープ。。堂々の1位でグランドファイナル進出を決めた。

使用キャラクターでは他チームと違いややタイトな構成。メインキャラクターこそ豪鬼、ザンギエフ、ユリアン、アビゲイルとバラけているものの、ユリアンとアビゲイルはサブでも起用する選手がいるためバリエーションという面では他チームに一歩譲っている形だ。

数字データを見てみると、他チームと違い4人目のメンバーであるストーム久保を明確にサポートとして位置づけているのが印象的。リーダーのときどによれば、サポートにまわったストーム久保がデータ収集などを率先して行っているようだ。その甲斐もあってか、全員が勝率5割を越えている。また、BAN対象時の勝率でも主力の3人は圧倒的な数字を誇っており、4人チームとしての役割分担やBANシステムを上手く活用しているのがトキドフレイムの強みであり、リーグ戦首位となった要因といえるだろう。

グランドファイナル制覇のキーマン:りゅうせい

こちらも隙の無いチームと言える中、グランドファイナル制覇へのキーマンとなるのはりゅうせいだ。

りゅうせいはリーダーのときどとともに10節全てに出場。通算5試合でメインのユリアンがBAN対象となりながらも、サブキャラクターのセスで活躍し3勝を挙げている。

相手からすると、ときどの豪鬼とりゅうせいのユリアンへのBAN選択がセオリーの中、どちらの戦力を削いでもサブキャラクターが活躍するというのは非常に厄介なポイント。

グランドファイナルでもユリアンはBAN対象となる可能性が高い。りゅうせいのセスがこれまで以上の仕上がりを見せることができれば、完成されたチームとしてグランドファイナルを制覇する可能性は高いといえるのではないだろうか。


セミファイナルの展開を大胆予想!!

各チームの傾向を把握したところで、最後は当日まず初めに行われるセミファイナル「ウメハラゴールド対ネモオーロラ」の展開を編集部独自の視点で予想。

セミファイナル、グランドファイナルは試合の流れこそリーグ戦と同様であるものの、「7ポイント先取制」というところに大きな違いがある。また、セミファイナルにおいてはリーグ戦を上位で通過したウメハラゴールドにアドバンテージとして最初から1ポイントが付与された状態からスタートする。

ルールや試合の流れについてはこちらを参考にしてほしい。

セミファイナル展開予想「ウメハラゴールド 対 ネモオーロラ

セミファイナル、グランドファイナルのルールで重要となるのが1巡目の大将戦。先にポイントで優位に立つことができれば、2巡目以降のオーダーに余裕ができるほか、相手の戦略を読みやすくなるからである。

また、ネモオーロラは最初から1ポイント不利な状態から始まるため、大将戦の2ポイントを取るのが逆転のためにより重要となる。それらを踏まえて予想していくと……

1巡目出場選手

ウメハラゴールド側:ウメハラ、まちゃぼー、カワノ
ネモオーロラ側:ネモ、sako、キチパ

BAN対象キャラクター

ウメハラゴールド側BAN対象キャラクター:ガイル
ネモオーロラ側BAN対象キャラクター:ユリアン

オーダーと試合結果

  対戦選手
(使用キャラクター)
勝敗 対戦選手
(使用キャラクター)
先鋒戦 ウメハラ(影ナル者) ×-〇 キチパ(ザンギエフ)
中堅戦 カワノ(コーリン) 〇-× ネモ(ギル)
大将戦 まちゃぼー(ネカリ) 〇-× sako(セス)
獲得ポイント 3(+アドバンテージ1) 1

1巡目の出場選手のラインナップは、リーグ戦の2マッチでお互いに起用選手の変更がなかったことから、セミファイナルでも同様になると予想。ウメハラゴールドはナウマンを、ネモオーロラはガチくんをサポートに回す采配だ。

続くBANキャラクターの読み合いでは、大将戦を意識した選択になると予想。ここでは、お互いのリーダー兼エース筆頭であるウメハラのガイルとネモのユリアンといったメインキャラクターをBAN対象に選択するのが妥当だろう。

その上でオーダーを組む場合、まずウメハラゴールドとしては先鋒にウメハラの起用が良いだろう。もしここを落としてしまってもアドバンテージが無くなるだけで不利になるわけではないため、早々にサブキャラクターを起用して相手の出方を伺いたい。

ネモオーロラとしては逆にアドバンテージを帳消しにするため、キチパの起用が効果的か。第2節ではウメハラのセスに対してアビゲイルを使用して勝利しているため、ここでもザンギエフとアビゲイルを使い分けることで勝利を得るだろう。

続く中堅戦ではカワノのコーリンとネモのギルのマッチアップと予想。ネモオーロラ側はキャラクターを制限されたネモを大将に据えるのは難しいため、中堅が妥当と考えるはずだ。それを見越したウメハラゴールドが第7節を参考に、カワノを当てると判断。ネモのギルの対策具合にもよるが、順当にいけばカワノが再び勝利するのではないだろうか。

最後の大将戦は、まちゃぼーのネカリとsakoのセスというキーマン同士の戦いに。ここが両チームにとってのポイントであることから予想は非常に難しい組み合わせだ。

まちゃぼーのセス戦を振り返ると、第10節のりゅうせいのセスに対して圧倒的な内容で勝利している。ここでも試合内容を見ながらネカリと豪鬼を適宜使い分ければ、若干ながらまちゃぼーに分があるように見える。続いて2巡目を予想すると。

2巡目出場選手

ウメハラゴールド側:ウメハラ、まちゃぼー、ナウマン
ネモオーロラ側:ネモ、sako、ガチくん

BAN対象キャラクター

ウメハラゴールド側BAN対象キャラクター:ネカリ
ネモオーロラ側BAN対象キャラクター:ラシード

オーダーと試合結果

  対戦選手
(使用キャラクター)
勝敗 対戦選手
(使用キャラクター)
先鋒戦 まちゃぼー(豪鬼) 〇-× ガチくん(サガット)
中堅戦 ナウマン(さくら) ×-〇 sako(セス)
大将戦 ウメハラ(ガイル) 〇-× ネモ(ユリアン)
獲得ポイント 6(+アドバンテージ1) 2

編集部の予想では1巡目でウメハラゴールドがやや有利な状況で終え、2巡目に突入。ウメハラゴールドとしては、ここでリーグ戦全勝のナウマンを投入し、より攻めの姿勢を見せて一気にポイントを伸ばすことを考えるはずだ。

対するネモオーロラは、ここでガチくんを起用。メインのラシードとともに、サブキャラクターを使った際の狙いを絞った攻略に期待する形である。

もし、出場選手が予想通りであれば、BAN対象キャラクターの選択は、まちゃぼーのネカリとガチくんのラシードになると予想。ネモオーロラとしてはガイル、ネカリと順当な判断であり、ウメハラゴールドとしてもマルチプレイヤーのsakoよりガチくんを狙った方が効果的だからである。

続くオーダーの読み合いでは、先鋒戦ではお互いがBAN対象を選びまちゃぼーの豪鬼とガチくんのサガットになると予想。ガチくんはかりんも候補に上がるため、誰を選んでくるかにもよるが、どちらにしろまちゃぼーの豪鬼の前にはやや苦しい展開となってしまうのは否めないだろう。

中堅戦ではナウマンのさくらとsakoのセスの対決に。これはお互いのリーダーを大将戦に回すための采配だ。12月に行われたトパンガチャンピオンシップでは、sakoがメナトを使用して3連敗している組み合わせ。sakoの負けず嫌いな性格を考えるとメナトを起用する展開も考えられるが、ここはセスを起用すると予想。全勝のナウマンに対して、ベテランの意地を見せてチームへの貢献に期待したいところだ。

そして、続く大将戦では両リーダーのメインによる戦いに。このマッチアップは、リーグ戦では見られなかったため試合展開の予想が難しいが、ここまでで出来上がったチームの勢いや有利な雰囲気を味方につけたウメハラがそのまま勝利し、2巡目にして勝負を決めてしまうのではないだろうか。


まとめ

今回の試合予想はいかがだったろうか? あくまでリーグ戦の結果をもとにした予想であるが、ルール的にもネモオーロラが不利であることには間違いない。ただ、グランドファイナルまでの期間に選手たちは別人のように成長している可能性が考えられるし、そうなれば予想を覆すような展開が待ち受けているはずだ。プロ野球でも日本シリーズ開幕前に勝敗予想が盛り上がるように、ぜひファンの皆さんも友達と試合予想を楽しんでみたらいかがだろうか?

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